どうも、シロノンです。
今回はゼノブレイド2のレビューです。
購入日は発売日なのに9月にやっとクリアというスローペース。なにもかもマルチプレイゲームやらオンラインゲームやらソーシャルゲームが悪い!
DLCである黄金の国イーラの発売前にクリアしていたのですがやっとレビューが書けました。どう考えても遅いです。すみません。
開封時のレビューはこちら。
評価方法の詳細は以下の記事をご覧ください。
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総合:95点
近年最高のJRPG。
個性的で魅力的なキャラクター、アニメ調のグラフィックに演出のレベルの高いムービー、そして洋ゲーには決してない独自の戦闘システム。
これぞJRPGの魅力という要素が高レベルで盛り込まれた素晴らしい作品でした。
深夜アニメのノリを所々に感じる点と複雑なシステムを少しづつ開放していくので人によっては序盤にダレてしまうというあたりで人を選ぶところはありますがそこが問題ない人であればきっと素晴らしいと感じるはずです。
少なくとも僕の場合はいろいろな部分でJRPGの理想像そのままで好みドストライクでした。
グラフィック、モーション、ロケーション:90点
モノリスソフトの作品といえば微妙なモデリングというイメージが強いのですが本作では遂に払拭。イラストのモデリング化として最高峰の品質です。
この手のアニメ調のグラフィックのゲームによくあるカクカクのモーションではなく非常になめらかに気持ちよく動きますしムービーはCGアニメとして放送しても通用するレベルになっています。
まさかモノリスソフトがこのレベルになるとは思わなかったので驚愕です。
唯一の問題点は解像度不足。ジャギが気になる時が多いです。特に携帯機モードだと結構気になります。ですがこのおかげでフレームレートは大変安定していました。
ロケーションも豊富で様々な地形を冒険出来ます。
個人的にRPGで世界を冒険している感を感じるために欲しいと感じる一通りのロケーションが完備しているRPGを久しぶりに遊んだ気がします。
システム:90点
オートアタックとオートアタックがヒットすることによって発動出来るスキルを駆使して戦うMMORPGベースの戦闘システムです。ディフェンダー、アタッカー、ヒーラーの役割分担が重要なのもMMOっぽいです。
独自の要素として各キャラクターはドライバーとブレイドという関係にありドライバーはブレイドを戦闘中に切り替えることが出来ます。スキルは各ブレイドに紐づけされているのでブレイドを切り替えることでスキルを切り替えながら戦闘をしていくことになります。
この戦闘システムがかなり面白いです。ゲーム開始時は色々とシステムがロックされているので単調気味ですが一通り解禁される頃にはかなり忙しくなります。
本当に面白いのですが問題点はシステムが理解し辛い。
チュートリアルが最初に出た時以外見ることが出来ないという超不親切仕様。正直どうにかならなかったのかと思ってしまいます。
黄金の国イーラではちゃんといつでもチュートリアルが見られるようになっているあたり開発チームも反省しているみたいです。
本作の重要な要素であるブレイド。
ソーシャルゲーム的なシステムになっていてブレイドはゲーム中に様々な方法で手に入るコアクリスタルを使用することでランダムに入手することが出来ます。(一部確定で加入するブレイドもいます)
どのブレイドがいつ手に入るのかは運になるのでプレイヤーによってお世話になったブレイドが違うというのは面白いのですがこのシステムが不満点にもなってしまうのです。
レア度の高いブレイドは豪華イラストレーターさんによる描きおろしになっており非常に完成度が高いです。
一方でコモンのブレイドはこの様な汎用型のグラフィックの味気のないキャラになっていてこれならいらないのではないかと思ってしまいます。性能的には十分使えるのですけどやっぱりねぇ。
また、艦これやらMGSPW、MGSVのような遠征タイプの要素もあり普段PTに組み込まないブレイドにも出番があるのは良いのですがやっぱりゲームシステム的にはあまりかみ合っていない気がします。
とはいえこの辺りはまだ良かったのですが一番問題だったのがフィールドスキル。
各ブレイドの固有スキルを組み合わせてフィールドの障害を取り除いたりするシステムなのですがメインストーリーの道中に要求するポイントが多くしかも普通にストーリーを遊ぶだけではフィールドスキルのレベルが足りなくてストーリーが進められないというめんどくさい事態に。場合によってはひたすらブレイド同調を繰り返して求めているフィールドスキルのブレイドが出るのをひたすら繰り返す苦行になる可能性すらあります。
強制的に寄り道をさせられるのは僕的には非常に嫌だったので本当にこの要素はどうにかして欲しかったです。寄り道部分のみに障害があるなら全く文句なかったのですが……
個人的にこのゲームで最大の減点ポイントです。
シナリオ、世界観:95点
少女と出会った少年が旅に出ていずれ世界の命運を賭けた戦いになっていくという超王道ストーリー。
最近の大作RPGが捻くれた設定やストーリーばかりの中、清々しいほどに王道的です。そしてそれが非常に良い!
王道と言っても独特の世界観と驚きの展開もしっかりと用意されており各話のラストはしっかりと盛り上げてダレさせない作りになっており理想的なストーリーでした。
キャラクター:95点
主要キャラクターは皆魅力的で良かったです。
どのキャラクターにもきちんと見せ場が用意されているので終盤にはどのキャラも好きになっていました。
ちょっと気になったのは重大な秘密を抱えているキャラクターが結構いて打ち明けていてくれれば回避できたことがストーリー上で結構あったことです。信用してくれてるならちゃんと教えてよ……
レアブレイド達も全員にイベントが用意されており非常に凝っていたのも素晴らしかったです。
ボリューム、リプレイ性:100点
本編だけでも50時間以上の大ボリュームですし各地のユニークモンスター狩りやクエストが沢山あるのでやりこもうと思うとかなり楽しむことが出来ます。
また、DLCのチャレンジバトルではゼノブレイドやゼノブレイドクロスのキャラなどと戦うことが出来たりも出来ます。
極めるためには100時間以上の時間が必要になります。
UI、操作性:80点
デザイン部分や操作性は良いと思いますが高低差が分からないために目的地まで向かう方法がわかりづらいマップ。
よく使う項目にたどり着くためにいくつもの操作が必要なメニューの構造はどうにかならなかったのかと思ってしまいます。
全体的によく出来ているゲームですがこういった細かい部分の配慮が足りていないのが残念です。
サウンド:100点
僕の遊んできたゲームの中でもトップクラスのBGM質の高さを誇っています。
戦闘曲もフィールド曲も良曲ぞろいです。特に各話のクライマックスなどに流れる「Counterattack」は屈指の神曲です。
コレクターズエディションに付いてきたミニサントラから抽出してよく聞いているくらいにお気に入りです。
ロード:90点
基本的に長いロードは起動時くらいであとはリトライも込みで結構早いです。
Swichのスペックやフィールドの広さを考えるとよく頑張っていると思います。
少なくともロードがネックになることは無いと思います。
最後に
久しぶりに心の底から満足出来るレベルのJRPGを遊んだ気がします。
FF15はかなり飛び飛びの展開でしたしDLCによる補完すら中途半端に終わる始末ですし大好きなテイルズもベルセリアで盛り返したとはいえビターエンド気味な傾向がエクシリア2から続いている状態。
ペルソナも王道的な面白さとはタイプが違いますしドラクエも良いけど古き良きってタイプでまた違う。ガストやコンパイルハート系は品質の低さが目に付くといった感じで王道ものかつ質の高いJRPGは久しぶりで本当に満足です。
これくらい僕の趣味にドストライクの作品は当分出ない気がします。テイルズの新作には期待していますが情報が無さ過ぎる……
まだ黄金の国イーラが終わっていないのでそちらが終わるまではまだまだ長い付き合いになりそうです。というかDLCなのにボリューム凄すぎるねん!
それでは、また!
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